インタビュー 実際にトライアル就業を経て直接雇用をした企業様、直接雇用になったシニアの皆様
シニアだからこそ―引き出しの多さと柔軟性に期待しています
株式会社ネオテクノロジー
代表取締役技術士
中島 隆さん
企業情報
特許情報を実際の研究開発に役立つ海図として活用。
第一線技術者を特許情報でお手伝いする「支援技術」を提供。
Q.東京キャリア・トライアル65の利用前は、どのような課題を抱えていましたか?
弊社は「特許」という知的財産を「情報」として使い、企業様に特許情報の価値をレポートするという情報価値化の事業を行っております。昨今、知的財産の持つ意義は大きくなり続けていますから、企業にとっては経済的生命線。ときには特許がらみで、国家を揺るがすほどの問題になることもあります。
ビジネスでは、新しい技術や製品を生み出していかなければなりません。そのための特許調査や、それをもとにした新しい技術の提案、商品開発のお手伝いをするのが弊社の事業の1本目の柱です。
そして、もう1本の柱となっているのが出版業です。出版といっても、弊社製品は一般の本屋さんに並ぶ本ではありません。企業様が新しい商品を開発するうえで必要になる特許情報をまとめた「特許レポート」です。技術開発に不可欠な研究開発技術者たちが参照し、役立てていただけるような情報を網羅したものを出版しています。
その中で技術専門家とのやり取りや、掲載内容の誤りのチェックだけでなく、商品企画と販売をつないでお客様に出版物の案内を送るといった、引き出しの多さと柔軟性に優れた人手が不足していました。
Q.本事業に参加されたきっかけを教えてください。
経験と知識がある方を紹介してくださるということをお聞きし、キャリアトライアル65をお願いすることにしました。
65歳を過ぎてもなお、働きたいシニアの意欲はたいへん立派だと思います。いままで長く社会人として働いてこられた方たちの、経験値による引き出しの多さは「特許」という最先端の技術に関わる上でも役に立つのではないかと思いました。
Q.トライアル制度を経験されて、いかがでしたか。
シニアの方がトライアル期間の2か月で私たちと一緒に働きたいと思ってくださる、その気持ちを大切にしたいと考えています。
トライアルに来てくださる方も同じ気持ちかもしれませんが、2か月で「特許」という特殊な分野での仕事をすべて理解することは難しいでしょう。不安に思っておられるかもしれません。でも、お互いに手を取り合って、「よし、やってみるか!」という気持ちで取り組んでいると考えています。
いずれにせよ、お互いに何もわからないままに、いきなり仕事を始めるというのは厳しいと思います。その点でトライアル制度は弊社にとっても、弊社で働いてくださる方にとってもいい制度だと感じました。
シニア従業員の声
短い時間で高いパフォーマンスを提供するシニアの潜在能力
株式会社ネオテクノロジー
Nさん 職種:コーディネーター
Aさん 職種:営業事務
Q.現在のお仕事について教えてください。
Nさん:当社は特許情報について分析したレポートを作っています。本来、特許情報は研究開発部門の方が読んで情報を得るべきものです。ところが彼らは非常に忙しい。特許情報は常に更新されていくものですし、また量としても膨大なものになります。特許をすべて網羅して追いかけていく時間はありません。
そこで、私が技術スタッフの方と協力して発刊までのスケジュール管理、データの取り揃えなどを担当しています。
Aさん:私は、営業のアシスタントをしております。例えば、特許や実用新案に関する資料、情報を必要としている学生や研究者を探り、大学図書館や企業研究所に書籍案内のダイレクトメールを送ることが仕事のひとつになります。
Q.この事業に参加してみようと思ったきっかけはなんでしたか?
Nさん:私は、定年退職するまでずっと同じ会社で働き続けてきました。66歳で退職してまだ健康的にも問題なかったので、もう少し働きたいと思って探していたところネットで見つけて興味を持ちました。
Aさん:65歳で前職を定年退職しましたが、その後も継続して仕事を続ける希望がありました。ただ、どこも年齢が壁となり、なかなか次の職場が見つかりませんでした。たまたまネットで面接を受けた派遣会社でこの事業を知り、応募しました。
Q.トライアル制度を経験されて、いかがでしたか。
Nさん:トライアル期間で社長が私の働き方を認めてくれたただけではなく、高く評価してくださったこともこの会社を選んだ理由です。仕事の内容は濃いですが、短い時間で高いパフォーマンスを出す、ということを社長はとても重視する方だということがわかり、トライアルに参加してよかったと思っています。
私は、定年退職するまで仕事柄、土日に出勤することもありましたし、自己研鑽のために家を空けることも多かったんです。妻に苦労をかけていただろうと思います。妻とも過ごしたいという気持ちもありましたのでそのバランスが取れることも決め手の一つです。
Aさん:現在10時から17時という契約で勤務しております。社内は常にキーを叩く音とZoom会議の声に包まれ緊張の連続ですが、社長はいつも社員の生活や健康面を気にかけてくれており、幸い自宅も近く、この恵まれた環境に出会えたことをとても感謝しております。
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