インタビュー 実際にトライアル就業を経て直接雇用をした企業様、直接雇用になったシニアの皆様
シニア人材による新たな挑戦とお客様第一主義の実現
株式会社人形町今半
テーブルサービスソリューション部課長
武藤唯さん
企業情報
すき焼き、しゃぶしゃぶ、日本料理の専門店を運営。
明治28年に新しい食文化を生んだ今半の歴史を継ぎ現在は飲食店、精肉・惣菜店、お届け弁当工場を有している。
Q.東京キャリア・トライアル65の利用前は、どのような課題を抱えていましたか?
弊社は飲食部門としてすきやき・しゃぶしゃぶ・鉄板焼き・洋食の4業態で20店舗、精肉・総菜販売部門で13店舗、合計で全国33店舗を展開しています。
経験より柔軟な考え方を大切にしている中で、自分のスキルには伸びしろがあると信じ、チャレンジすることを楽しめる雰囲気作りを心掛けていましたが、課題を感じる部分がありました。また、特定の業界や業種に染まっていない人材に対して、我々今半の考える「お客様第一主義」を理解してもらい、お客様に寄り添った電話対応ができるスキルを身につけるには、どうしても時間がかかる研修になっていました。
Q.本事業に参加されたきっかけを教えてください。
採用担当が東京都のHPからキャリアトライアル65の存在を知り、2019年4月開設予定のお客様ご予約センターの人員募集に際して参加することを決めました。
初めは紹介してもらうのがシニアの方だけということにイメージが湧かなかったのですが、テレオペ専門職としての経験よりも、年齢を重ねて身に付けた作法や所作が活かされる場面だと思いました。また、今半の電話対応にシニアの方が出ることで、老舗の雰囲気が伝わり、安心感があるという考えに至り、シニアの方にお願いすることにしました。
ちょうど帳場にシニアの方が数名入ってきたタイミングで、実際に安心感を提供できることがわかっていたため、それも参加への後押しとなりました。
Q.トライアル制度を経験されて、いかがでしたか。
シニアならではの安心感があるのはもちろん、社会人経験が豊富なので、ビジネスマナーや礼儀作法が既に高いレベルで身についています。そのため若い方と違って教育にかかる時間を短縮することができました。
家族経営を基本として発展してきた人形町今半としては、シニアを軸に3世代が協働して働ける職場が理想だと考えています。
祖母、母、娘、孫といった年齢の異なる社員が同じ職場で働き、互いに思いやり、助け合い、知恵を出し合って家業を支えていくこと、蓄積した知識、経験、技能を次の世代に伝承することを目標にしている中で、実現する第一歩だと考え、直接雇用を決めました。
シニア従業員の声
お客様対応を通じた成長とやりがい
株式会社人形町今半
Hさん
職種:コールセンター業務
Q.現在のお仕事について教えてください。
今半の全店舗の予約対応を行っています。勤務形態は週3日、7時間前後のシフト制です。
お客様の要望を把握し、お客様対応マニュアルを確認し、会社のルールに即した対応を基本としています。一方で、マニュアルにない対応が必要な場合もあります。その際には、お客様相談センターマネージャーとしての過去の経験を活かして対応しています。
Q.この事業に参加してみようと思ったきっかけはなんでしたか?
東京都が行っている事業なので、信頼性が高いと考えました。
またコロナ禍を経て社会が変わろうとしているタイミングで私も社会参加をしていかなければならないと考えていました。そして、常に社会との関係性を持ち続けたいとも思っていました。
現役時代には様々な業務を経験してきました。その中で、一番喜ばれた実感を得られたのが、お客様対応の仕事であり、今半の「お客様第一主義、社員もお客様も家族である」という社是を素直に受け入れることができました。
Q.トライアル制度を経験されて、いかがでしたか。
正直この仕事を甘く見ていました。以前は管理者として管理業務が中心でしたが、このお仕事では直接お客様とのやり取りがメインです。
お客様対応のマニュアル確認や、お客様の要望把握、会社独自のルールを会得するのが本当に大変でした。1年半経過しましたが、まだまだ初心者同然で、周りの方々の協力なしにはできないことに対して忸怩たる思いがあります。まだまだ努力が必要だと痛感しております。
しかし、日々学ぶことが多く、成長を感じることができ、やりがいを感じる仕事に就くことができた点では、参加して本当に良かったと思っています。
メールでのお申込み
お問い合わせ窓⼝
- お問い合わせフォーム
- 0120-536-034
受付:平⽇9:00〜17:30
⼟曜‧⽇曜‧祝⽇、年末年始を除く